メチャメチャお久しぶりの更新です！
繁盛期も終わりに近づき、やっと周りを見る余裕も出来ました。
毎年そうなんですが、いい加減、決算とかで詰めるのってやめていかないとダメなんやないかと思うんです。

誰の為にやってるのか？

それは元請けやなく、お客さん。

無理したら、無茶になる…

この時期になると、そんな事ばっかで正直頭が痛いです(T_T)

さて、愚痴はここまで！

今回の現場なんですど、大阪城公園の真ん前のマンションだったんですが、ベランダからの景色がなんと…



大阪城が丸見えなんです！

鉄筋コンクリート製の大阪城ですが、結構感動もんです（笑）

桜も満開で観光バスも何台も乗り入れてました。

なかなかこんな景色は見れないと、応援に来てもらってた職人さんは翌日にビデオカメラまで持参して撮って帰ってました（笑）

こんな景色を毎日見ながら過ごせる…

さすが、お金持ち！

今回、本聚楽の和室の壁をクロスに張替て欲しいとご依頼いただきました。

通常、本聚楽のような壁はそのままクロスを張る事は不可能ですので、下地を作る必要があります。

大半は大工さんに本聚楽の上からベニヤなど貼ってもらうか、左官屋さんにクロスを張れるようにモルタルなどを塗ってもらう事が多いのですが…

そこまでの予算がない！

なんて事があるんですね。

じゃあ、諦めて下さい。

なんていうと何の解決にもなりません。

そこで、そういう場合はパテで下地を作り、クロスを張れるような工法で作業させてもらいます。

先ずは浮いた本聚楽の壁をある程度削り落としパテとの接着をよくする為にシーラー処理をします。



本聚楽の上にパテ処理を施します。



この作業をある程度の不陸が無くなるまで数回します。

パテ処理が終わると今度は接着性をよくする為に壁に捨て糊を施し、クロスを施工します。





これで本聚楽の壁からクロスの壁になりました。

この工法のメリットは大工さんや左官屋さんの作業が無い為に安く済む。
※安く済むとは言いましても、通常のクロスからクロスの張替ではないので、金額は当然アップします。

またこの工法のデメリットは次の張替が出来ない可能性が高いトコ。

何故かといいますと…





このように壁ごとめくれてしまう可能性が高いんですね。

こうなるとまた下地処理からの作業になりますので、金額的にもメリットがなくなってしまいます。

だから僕ならあまりオススメしません（笑）

次の張替は考えないという方なら、選択肢の一つに入れてもいいかも知れませんね。

今回、戸建のクロス張替のご依頼をいただきました。

築20年未満でしょうか、阪神大震災後に建てられたお家だと思います。

その頃というか、数年前は結構玄関廻りが吹き抜けなのが流行ってたような…そんなイメージが僕にはありますが…

正に玄関廻りの吹き抜けに遭遇！

天井高も5m以上です（汗）

もう脚立とかのレベルではないですね（汗）

そんな状況なので元請けさんにアップスライダーを用意してもらい、イザめくり！



しかし！

めくれません（汗）

ただでさえやりにくいのに！

そんなこんなでやっとめくりきって、イザ施工！

する為に、足場作成。





もうここまでくると一人では出来ません（汗）

仲間の職人さんと二人がかりで何とか張替完了！









おかげ様で、仕上がりは満足するものになりましたが、もう当分いらないかなぁ（汗）

安全第一（笑）

僕の仕事の中心はどちらかというと
、リフォームや張替えなんです。

いやいや、新築もたまには行きますから（汗）

そんなのどっちでもいいですわね（汗）

で、そんな張替中心の中でも一番嫌な張替は…

クッションフロアの張替なんです。

張替は基本、現在張ってある物をめくって新しい物に張替えるんですね。

これ、当たり前なんです（笑）

そこで何故クッションフロアの張替が嫌なんだというと…

めくった後、体がチリチリと痛みだすんです。

それも精神的にかなりの苦痛が（汗）

それくらいチリチリします(T_T)

全てではないんです。

理由は分からないんですが、恐らくクッションフロアにあるガラス繊維のような物が、めくった際に舞い上がるんだと思います。

それが体に付着するとすご~く体がチリチリとするんです。

今日もチリチリしました（汗）

やっぱクッションフロアの張替は…

嫌ですね（汗）

張替え前の床。


張り替え後。

最近は賃貸物件の張替工事ばかりしております。

大概お選びになる商品は無難な物が多いです。

それの方が僕も楽って言えば楽なんですけど（笑）

でも今回お仕事させていただいた物件に関しては少しオーナーさんもこだわった現場だったんですね。

お部屋のクロスですが、普通の無地柄ではなく、ダマスク柄のクロスに。



ついでに僕の腰袋もUP（笑）

こういう商品を施工する時なんかはレーザー墨出機が凄く便利です。





感に頼らず、確実に真っ直ぐに張れます。

次は床なんですが、全てカーペットからフローリングに張替…

では、予算がかなりオーバーなんでフロアタイルに変更（汗）





ここもこだわられて、ウォールナット柄のフロアタイルにされました。

写真では伝わりにくいですが、なかなかいい感じに仕上がりました。

賃貸物件って、あんまり奇抜にすると、お客さんが付きづらいんじゃないかと思ってしまうんですが、ただただ真っ白い部屋ってのもなんだかつまらないですよね。

とりあえず、白！

とりあえず、ビールみたいな（笑）

最近では賃貸物件も自由にカスタマイズ出来る物件も徐々にですが、増えていってるようで、大手ハウスメーカーさんも壁にビニールクロスではなく、自然素材を使った賃貸物件を薦めてるとこもありますよね。

これから人口は少しづつですが、減っていきますし、家を買う時代から家を借りる時代に移り変わるかも知れませんね。

家買ったからって、住宅ローン払うだけじゃなく、固定資産税や修繕費っていうのも新しくプラスになりますし（汗）

そんな時代に乗り遅れないように、我々クロス屋さんもアンテナ張り巡らさないと…