賃貸住宅の張替だったのですが、こちらの現場、新たに床暖房を設置との事。
現在の床はコンクリートの上にクッションフロアで仕上げをしているよくあるタイプのお部屋なんですが、そちらの床を床暖房仕様の床に変更するとの事らしいのですが、仕上げはなんとクッションフロアでとの事。
新たに床暖房を設置したなんて話はよく聞くのですが、大概仕上げ材は床暖房対応のフローリング。
それがクッションフロアを仕上げ材に使うなんて聞いた事がありません。
元請さんもこういう仕上げは初体験らしく、「責任持てませんよ」っと一言断ってでの施工をさせていただきました。
なぜ責任が持てないかと言えば、クッションフロアとはいわゆる塩ビ材で、熱がくわわれば伸び縮みが非常に心配な床材なんですね。
後、床の下地。
床暖房の設置方法を聞けば、パネルの上にフェルトのような物を轢いて、その上に12mmのベニヤを糊付けして仕上げるらしく、「それって、床が固定されないんじゃないですか?」って事。
何にせよ、ああだこうだと言っても始まらないのでやってみる事に。

案の定、床は踏み込むと沈む感じで、特にベニヤ同士の継ぎ目は「大丈夫か?」と思うぐらい沈みます。

とにかく継ぎ目はアースシール(速乾セメントのような物で、いわゆる床用のパテです)を三度塗りこみ、強度をUP。

もっとも心配だったのは仕様する床糊なんですが、これはメーカーに事情を説明して「それならウレタン系の床糊を使って下さい」との事で、そちらで接着しました。

何とか通常の仕上がり程度には出来ましたが、いざ床暖房を使用した時が心配。

これで大丈夫なら、かなりお安く床暖房が出来るそうですよ。
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