新宮へ向かう道も台風の影響で山道は通行止めとの事で、海岸廻りで5時間程の道程です。
被災してから数日経ったのもあり、見た目では勝浦の辺りもある程度はきれいに片付けられており、TVで見たような風景ではありませんでした。
実家も腰下辺りまで水に浸かったらしいですが、周辺は至っていつもの光景。
ライフラインも復旧しており、安心しました。
後日、祖父の家がある高田地区へ向かう事になりました。
こちらは実家から車で15分ほどの道程なのですが、許可書がないと行けません。
国道168号線を検問を通過して行きますと、凄い惨状。
こちらの国道が今回氾濫した熊野川沿いの影響で周辺の家屋は潰れ、瓦礫もまだ残っており、道自体も至るところが陥没と脱落がありました。
高田地区へ入るとこちらも同じような状態。
今まであった風景がこれほど変わってしまうとは......。
幸い祖父の家は少し高台にあったのもあり大丈夫だったのが救いです。
さらに次の日は叔父が住んでいる、熊野川町日足へ。
こちらは本当に行くのが大変で、いつもなら30分ほどで行けるルートは通行止め。
三重県から十津川へ抜けるルートで行き、1時間30分ほどで熊野川町へ到着しました。
こちらは更に悲惨な状況で、叔父の家も川の増水でスケルトンのような状態でかろうじて残っておりました。
水道は復旧されてましたが、電気とガスと電話などはまだ復旧しておりませんでした。
私はこの叔父の家を見て、再建は不可能だと感じましたが、叔父は何が何でも再建してこの町と一緒に生きていくと言っておりました。
その道程はまだ相当な時間が掛かるでしょうが、叔父のその一言にたくましさを感じました。
.....頑張れとはとてもじゃないですが言えません。
ただ一日も早く、以前の生活が出来るようにと祈るばかりです。
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