先日の現場でのお話です。
工事内容は、現状の綿壁をクロス仕上げにとの事でした。
無論、綿壁の上からクロスが張れる訳がなく、綿壁の上にベニヤで捨て張りをしていただきました。
大工工事完了後、現場へ。
下地の状態を確認すると、ん?べこべこする?怪しい。
コンセントの隙間からベニヤを覗いてみると、2mm厚!
しかも結構置きっ放しにしてたベニヤっぽい。
この場合、クロスを張ると糊の水分に負けて必ずといっていいほど、壁が膨んでしまいます。
しかも痛んだベニヤは後日ミミズ状のささくれが発生し、たちが悪いんです。
工務店さんにその事を即電話。
「予算無かったから...何とかしてみて」。
今更、下地を打ちかえる訳が出来ないでしょうし何とか工事開始。
対処方法ですが、私の出来る範囲ではベニヤの全面にシーラー処理位。
これをする事によって多少の膨らみやささくれが事前に抑え込めるんですが、実際はクロスを張ってみないと分かりません。
心配しつつも、クロスを張ってみました。
が、案の定、一部の壁に膨らみ&ささくれが発生!
即、工務店さんに現状を説明。
結局はベニヤを張替て貰うことに。
まあ、いわゆる「二度手間」ってやつですね(汗)。
予算が厳しいとの事で、張替分の材料代のみは追加でいただきましたが、手間代¥0。
踏んだり蹴ったりの現場でした(涙)。
2mmはダメ×